基本理念
「一燈照隅」~地域に未来への燈火~
埼玉不動産クラブ 第32代会長 田部井 良
いよいよ日本社会はアフターコロナ時代へ転換し、インバウンドが増加、景気も穏やかに回復してきています。一方、国際情勢によるエネルギーや原材料費の高騰による円安やインフレ傾向の高まりは未来への不安材料となっています。私ども不動産業界に目を向けると、全国地価動向は全用途平均で2年連続上昇し堅調に持ち直してきています。しかしながら少子高齢化による人口減少問題は深刻で、埼玉県下においてもとうとう減少に転じ、そのスピードは全国平均以上に進むと予測されています。この影響により「空き地」や「空き家」の増加は更に加速化し、流通量の鈍化する市場において、私たちは未来にむけた不動産ビジネスの在り方や価値の提供を考える転換点を迎えています。
今までの「土地」や「建物」の取引のみならず、不動産を利用した「くらし」やそこに住む、集う「ひと」に着目することが不動産業の新しい時代での役割や在り方として求められてきています。不動産を活用した新たな地域価値の創造、そこから作り出される新しいコミュニティづくりこそが社会に必要不可欠なクリエイティブ産業として新たな不動産のビジネスモデルとなり、輝く日本の未来を創り出す原動力になるものだと考えています。
2024年度の活動では、バブル崩壊という時代の大転換点で誕生した埼玉不動産クラブとしての創始の目的を継承しながら、業界における新しい時代の価値創造にむけた不動産経営の研究と新たな繋がりに尽力していきます。また、会員同士の交流や地域不動産クラブとの連携を促進しながら、クラブの認知度を向上させつつ会員拡大により一層努め埼玉不動産クラブの発展をはかります。まさに基本理念の「一燈照隅」の一燈になるべく私が先頭に立ち、クラブと自らの繁栄で周囲を照らしながら、その一燈が埼玉県下の各地域に拡がるように皆様と共に心を熱くし活動してまいります。
基本方針
- 会員の研修と親睦
- クラブの情報交換
- クラブ会員の拡大
- 各地不動産クラブとの連携と交流
事業計画
- 例会・総会及び近況報告会の開催
- 役員会の開催
- 会員拡大及び各地不動産クラブへの積極的な参加
- 東京不動産クラブとの連携